【広島】坂倉、来季は捕手一本で勝負　新井監督「出ない日は代打で」

　広島の坂倉が来季は捕手一本で勝負することとなった。新井監督と15日に面談し決定した。「会沢さんに挑み、競争していく」。今季、三塁で119試合に先発出場した好打者が気持ちを新たに、捕手でのポジション争いに臨む。

　16日のマツダスタジアムでの秋季練習。倉バッテリーコーチとの捕球練習に時間を割いた。「出られることは確実じゃない。覚悟が必要」。捕手用のレガースを身に付け、汗だくになって球に食らい付いた。

　今季は打撃を生かすために、首脳陣が三塁で起用。打率2割8分8厘、16本塁打をマークし、定位置を確保した。しかし、捕手への強いこだわりは消えなかった。15日に球場を訪れた新井監督に思いを伝えた。「（監督からは会沢と）競争してくれと言われた。出ない日もあるけど、その時は代打待機などを今は考えていると言っていただいた」

　34歳の会沢らとの争いに向け、倉バッテリーコーチは「会沢や磯村に割って入るには、技術的に全て高めることが必要」と話す。坂倉は「いつまでも中途半端にやるのは、他の選手に失礼。重点的に頑張りたい」。マスクをかぶる時間を増やし、守備力アップに挑む。



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